HIDEのコメント 2 (
子どもは宝)
「人生において、子育てほど有意義なものはない」と言いたいのですが、北方謙三の小説にある次の文に触れると、「子育てだけが人生ではない」と考えたい気が起こります。さて、意義ある人生とは?
「亜美が泣いていた。牧子がオムツを替えているところだった。
私は亜美を受け取り、胸の中でしばらくあやした。亜美は、眠り始めた。牧子が苦笑している。あやすのは、私の方がうまそうだ。
自分は父親なのだ。何度も実感したことを、改めて思い返す。今のまま会社をやっていれば、そこそこの生活はできるだろう。人並みの幸福というやつを、女房や子供に与えることもできる。そして、老いてゆく。その人生がいいのかどうかは、自分の気の持ちようによって決まるのではないか。
いいと思えば、それでいいのが人生に違いない。
しかし、落ち着かなかった。なにかが、いつも心の中で揺れている」